鳴き声も気にならない! マンション飼いにおすすめの猫種ランキング

ラグドールという種類の猫 猫の飼い方

わが家はマンションで猫を飼っているのですが、猫を飼う前は「マンションで猫を飼うのって大変そう」と思っていました。

猫の鳴き声やトイレの臭いの問題、運動不足やストレスなどが気になっていたためです。

そこで今回は過去の私と同じように、「マンションで猫を飼いたいけど鳴き声が気になる」という方に向けて、マンションで飼いやすいおすすめな猫の種類をランキング形式でご紹介します。

また「猫のトイレ臭がこもりそう」「マンションで猫は窮屈なんじゃない?」「猫の足腰が弱りそう」などという不安への解決策もあわせてご紹介していきますね。

マンションで飼いやすい猫の特徴

マンションのような集合住宅では、やはり鳴き声が気になるという人が多いでしょう。

そのためマンションで飼いやすい猫の特徴と言えば、あまり鳴かないこと、そして鳴き声が小さいことが挙げられます。

そしてできれば大人しくおっとりした性格の猫だと飼いやすさもアップするものです。

マンションで飼うのにおすすめな猫の種類ランキング

「あまり鳴かない」「鳴き声が小さい」「気性が穏やか」という点から、マンションで飼いやすいおすすめの猫の種類をランキングで発表していきます。

ただし同じ種類の猫でも個体差はあります。10匹猫がいれば10通りの性格があるもの。

必ずしも「この種類だから鳴かない」というわけではないことを覚えておきましょう。

そのため猫を選ぶ際には、実際の鳴き声を確認してみることをおすすめします。

ロシアンブルー

第1位のマンション飼いにおおすすめな猫の種類は、『ロシアンブルー』です。

光沢のあるブルーの被毛が美しいロシアンブルーは、ほとんど鳴かないため「ボイスレスキャット」と呼ばれるほど。

神経質な一面もありますが、大人しい性格で飼い主さんに従順なのでマンション飼いにも向いています。

ペルシャ

第2位のマンション飼いにおおすすめな猫の種類は、『ペルシャ』です。

ふさふさの長い被毛とぺしゃっとした鼻が特徴のペルシャは、ほとんど鳴きません。

性格も温和でおおらか。活発に遊びまわるタイプではなく、ゴロゴロとしているのが好きな猫。

お留守番も平気なので、マンション飼いや共働きのDINKSにも飼いやすいです。

ラグドール

第3位のマンション飼いにおおすすめな猫の種類は、『ラグドール』です。

白ベースのふわふわした長毛にブルーの瞳を持つラグドールは、英語で「ぬいぐるみ」という意味を持っています。

その名の通り飼い主さんに抱っこされるのが大好き。性格は従順で大人しく、懐が深いのが特徴です。

運動や狩りへの関心が低くイタズラもあまりしないため、マンション飼いにもピッタリと言えます。

エキゾチックショートヘア

第4位のマンション飼いにおおすすめな猫の種類は、『エキゾチックショートヘア』です。

長毛種ではなく短毛種ではあるものの、ペルシャの血を引くためふわふわの被毛とぺしゃんこにつぶれて上を向いた鼻が特徴。

性格もペルシャに似て穏やかで優しいですが、好奇心や賢さも持っています。

またエキゾチックショートヘアもあまり鳴かないので、マンション飼いに向いています。

バーミーズ

第5位のマンション飼いにおおすすめな猫の種類は、『バーミーズ』です。

黒褐色で光沢のある美しい被毛とゴールドの瞳が神秘的なバーミーズは、「アメリカン・バーミーズ」と「ヨーロピアン・バーミーズ」に分かれています。

日本で人気なのは丸っこい体つきをしたアメリカン・バーミーズ。性格はおおらかで人懐っこく、順応性が高いのが特徴です。

陽気で活発ですがお留守番は得意。鳴き声が非常に小さいのでマンション飼いにも向いています。

マンションで猫を飼う際の注意点

マンションで飼いやすいおすすめの猫種をご紹介してきましたが、猫をマンションで飼う際には注意しなければならないこともあります。

猫と一緒に快適で楽しいマンションライフを送るためにはどんな点に気を付ければいいのか、一つひとつ見ていきましょう。

ペット可物件であることを確認する

マンションで猫を飼う際には、必ず自身が住んでいるマンションがペット可物件なのかどうかを確認しましょう。

ペットの飼育が認められていないマンションで猫を飼うことは絶対にやめてください。

部屋を出なければならない状況になると、猫にとっても不幸な事態になってしまいます。

完全室内飼いにする

マンションで猫を飼うなら、完全室内飼いにすることが必須です。

集合住宅では猫を外に出すのはマナー違反。他のお宅に迷惑をかけることになるのでやめましょう。

外に出れば感染症や交通事故などの危険性もありますから、猫のためにも完全室内飼いにすることが鉄則です。

ベランダに出すのも危険なのでやめてください。マンションのベランダから猫が転落する事故も多くなっています。

飼い主さんがしっかり戸締りをして、猫がベランダに出ないようにしてあげることが大切です。

脱走対策をきちんとする

マンションで猫を飼う際には、脱走対策をすることも大事。

飼い主さんや来客者などが玄関の扉や窓を開けた瞬間に猫が外へ飛び出てしまうこともあります。

そんな事態を防ぐためには、日ごろから出入口に猫の飛び出し防止用の柵やついたて、扉などを付けておくことが必要です。

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爪とぎのしつけをする

猫はストレス解消や気分転換、爪のケアなどのために爪をとぐ習慣があります。

放っておくと壁やソファなどでガリガリしてしまうことも…。

家具などで爪をとがれるのが嫌なのであれば、爪とぎを複数の場所へ設置しておき、そこで爪をとぐようしつけるようにしましょう。

またカーテンや絨毯などに爪が引っかかって折れてしまったり家具を傷つけてしまったりすることを避けるためにも、猫の爪切りは定期的に行うことが大切です。

猫が隠れられる場所を作る

戸建の家に比べてマンションは猫の行動できる範囲が狭いもの。そんな中でも猫が安心できる場所を作ってあげることが大事です。

急な来客があった際や嫌なことがあった際などに、猫が隠れられる場所を用意してあげましょう。

猫は暗くて狭い場所が好き。クローゼットの中や押し入れの中などに入れるようにしておいてあげたり、猫用のハウス(段ボールハウスでもOK)やキャリーケースなどを用意しておいてあげたりするといいでしょう。

可能であれば、そういった猫が隠れられる場所を数か所作っておいてあげてください。

猫がうるさく鳴くときはどうしたらいい?

基本的に猫は、猫同士でコミュニケーションをとる際でもめったに鳴きません。

しかし飼い猫の場合、飼い主さんとコミュニケーションをとるために鳴き声を出すことが多いものです。

鳴き声が小さい猫種、めったに泣かない猫種を飼っても、時にはうるさく鳴くこともあるでしょう。

では猫が鳴くのはどんなときなのか、シーン別に対策を見ていきましょう。

怒っているときの鳴き方と対処法

お風呂に入れようとしたときや嫌なことをされたとき、「ウ~ッ」と低い声で唸ったり「シャーッ」と威嚇するように鳴いたりすることがあります。

そんなときは下手にかまおうとすると噛まれたり引っかかれたりしてケガをする恐れがありますから、猫の気が鎮まるまで静かにしておきましょう。

要求があるときの鳴き方と対処法

飼い猫特有なのが、飼い主に対して何か要求があって鳴くこと。

「ニャー! ニャー!」と比較的大きな声でハッキリ鳴くときは、基本的に飼い主に対して何か伝えたいことや要求があるときです。

たとえばご飯がほしいとき、遊んでほしいとき、かまってほしいとき、トイレの掃除をしてほしいときなど。

過去に鳴いたことで飼い主さんが自分の要求に従ってくれたという経験があるため、同じように鳴くことで要求を聞いてくれると思っているようです。

猫が何を要求しているのかを判断し、可能な要求であればそれに従ってあげましょう。

しかしまだご飯の時間でもないのに「ご飯をくれ」と鳴いていたり、夜中なのに「遊んでくれ」と鳴いていたりする場合は、無視をしましょう。下手に要求に従ってしまうと、それが癖になってしまいます。

用がなくても鳴くことがある

特に何か用があるわけではなく、飼い主さんとコミュニケーションをとろうとしているかのように鳴くこともあります。

そんなときはおしゃべりをしてあげるといいでしょう。

またどこかをケガしていたり、痛いところがあったりして鳴く場合も考えられますから、何か異変はないか、猫の体や様子をしっかり確認してあげることも必要です。

マンションで猫を飼う際のトイレ臭対策

マンションで猫を飼う際に気になるのが、猫のトイレの臭いです。

密室でうんちをされると、臭いが部屋中に漂ってしまうことも…。それが来客中だと気まずいですよね。

そんな猫のトイレ臭対策としておすすめなのが、「消臭・抗菌」効果のあるトイレ砂・トイレシートを使うことです。

またコンセントに差しておける小型のオゾン発生装置を使うこともおすすめ。ペット臭を強力に消臭してくれるので、猫がトイレをした後でも部屋中に匂いがこもることがありません。

通常の空気清浄機でもいいですが、大きいと邪魔になりますよね。コンセントに差して使うタイプのオゾン発生装置なら、邪魔にならず使えます。わが家では『ピコレッツ』を猫のトイレの近くに設置していますが、バッチリ効果を実感できています。

猫の運動不足を解消する方法

マンションで完全室内飼いにすると、猫の運動不足が心配…という方も多いでしょう。

猫の運動不足を解消するためには、上下運動ができるキャットタワーの設置が有効です。

キャットタワーに爪とぎや隠れられるハウス、寝られる場所などがついていると便利。

ちなみにわが家のキャットタワーにはハンモックもついていますが、残念ながら使われたことは一度もありません…。

まとめ

マンションで猫を飼う場合は、鳴き声が小さい猫種、あまり鳴かない猫種を選ぶことがおすすめです。

またロシアンブルーやペルシャのように性格も大人しく穏やかな猫を選ぶと、マンション飼いでも安心して飼うことができます。

ただし先述した通り、同じ猫種であっても性格には個体差がありますから、その猫の性格や鳴き声を見極めてから選ぶといいでしょう。

マンションで猫と快適に楽しく生活するためには、注意点もしっかり守ることが大切です。

みなさんと猫ちゃんがマンションで快適な生活を送れますように♪