猫を飼う前に準備! 猫を飼うのに必要なものリスト13選

チェックリストと手 猫の飼い方

猫が家に来た瞬間から快適に生活できる環境を整えておくことは、猫飼いさんにとって大切なこと。大事な家族の一員となる猫を迎える前に、万全の準備を整えておきたいものです。

けれど初めて猫を飼う方の場合、「猫を家へ迎える前に一体何を用意しておけばいいんだろう?」「最初に必要なものと後から揃えればいいものの区別がつかない…」と悩みますよね。

そこで今回は、猫を飼おうと決意したら最初に準備しておくべきものについてご紹介していきます。

猫を飼う前に準備しておくべきものリスト13選

ではさっそく猫を飼う際に必要なものをチェックしていきましょう!

猫を飼う前に準備しておくべきもの・揃えるものは以下の13つです。

  1. キャットフード
  2. 餌皿
  3. 飲み水用の器
  4. 猫用トイレ
  5. 猫のトイレ砂
  6. ペットシート・トイレ用シート
  7. ブラッシング用ブラシ
  8. 猫用ベッド
  9. ケージ
  10. 爪とぎ
  11. 猫用おもちゃ
  12. 病院へ行くとき用のキャリーバッグ
  13. 爪切り

それぞれどのようなものがいいのか、どんなときに必要なのかなどを詳しく見ていきましょう。

キャットフード

猫を飼う前に準備するものと言ったら、まず何はなくとも餌ですね。餌がなくては生きていけません。

当然ですが、人間の食べ物を与えてはいけません。ご飯にみそ汁をかけた“ねこまんま”を与えていたのは遠い昔のコト。猫専用のキャットフードを用意してあげましょう。

最初は今まで食べていたのと同じキャットフードをあげるのがベスト。ペットショップやブリーダー、譲渡先などで食べていた餌と同じものを購入しましょう。

また初めて猫を飼う方はキャットフードを選ぶ際に気を付けたいことがあります。
キャットフードには「総合栄養食」と「一般食」があるのですが、選ぶべきは「総合栄養食」です

総合栄養食は、それだけを食べていれば猫に必要な栄養素がしっかり摂れるフードのこと。「総合栄養食」と表示された餌であれば、ドライフード(通称カリカリ)でも缶詰やパウチタイプのウェットフードでもOKです。新鮮なお水と一緒に規定量をあげましょう。

なおキャットフードを選ぶ際には、猫の年齢に合ったものを選ぶことも必須です。キャットフードのメーカーによっては子猫用・成猫用で分かれていることも多いので、猫の対象年齢をよく確認しましょう。

猫に持病がある場合もキャットフード選びの際には注意が必要です。症状に合わせた「療法食」表記のあるキャットフードを選ぶようにしましょう。

餌皿

猫を飼う前に揃えるものとして、餌皿も必要です。人間が使っていない食器を猫用にしてしまうのもOKですが、形状には気を付けましょう。

猫が餌を食べやすいのは、口が広く浅めのお皿。かといって完全に真っ平らな平皿は避けたいもの。

素材は猫によって好みがありますが、わが家では陶器製の器を使っています。割れやすいのはデメリットですが、清潔に保てることと重さがあるため猫が器をひっくり返しにくいことがメリットです。

「どんなお皿が最適かわからない!」という方は、ネット上で猫用の餌皿を検索してみましょう。猫専用食器がたくさん販売されています。

飲み水用の器

餌皿と合わせて用意しなくてはいけないのが、猫の飲み水用の器です。飲み水用の食器は口が広く、かつ深さがあるボウル型のものがいいでしょう。

素材は餌皿と同じく猫によって好みがわかれます。ガラス製、陶器製、プラスチック製など、いくつか用意しておいてあげられればベストです。

こちらもネット上で猫用の水飲み食器がたくさん販売されていますので、チェックしてみましょう。

猫用トイレ

猫を飼う前に準備しておきたいものとして、猫用トイレも必須。猫はきれい好きなため、常にトイレは清潔にしておく必要があります。そのため掃除がしやすい形状のトイレを選ぶといいでしょう。

またわが家の猫のように、屋根付きのトイレでないと用を足せないという猫もいるので、ドーム型のトイレを選んでおくというのもおすすめです。ドーム型であればトイレ砂の飛び散りの防止にもなりますよ。

トイレの掃除の手間をできる限り少なくしたいという場合には、価格は高くなりますが、全自動で掃除をしてくれる猫トイレもあります。お金に余裕のある方はこちらを選んでみてもいいでしょう。

猫のトイレ砂

猫を飼う前に、トイレ砂も猫用トイレと一緒に揃えておきましょう。猫用トイレ砂にもさまざまな種類があり、素材によって効果やメリットは異なります。

再生パルプやおからでできた猫砂なら、トイレに流すことも可能です。ホームセンターや大型スーパーなどで購入することもできますが、何せ1袋が重いので、ネットでまとめ買いが便利ですよ。

ちなみにわが家ではユニ・チャームの消臭・抗菌サンド『デオトイレ』を使っています。他のトイレ砂に比べて若干高いですが、消臭効果はバツグン! マンションなので閉め切っていても臭わないのが助かります♪

ペットシート・トイレ用シート

固まるタイプの猫砂を使う場合であれば、ペットシート・トイレシートは必要ないでしょう。ただし猫トイレの形状・タイプによっては、下部にトイレ用シートを敷いておく必要があります。

またトイレでシートを使用しない場合でも、病院へ連れて行く際にキャリーバッグに敷いておく用などでペットシートがあると便利です。高いものではないので、購入しておくといいでしょう。

ブラッシング用ブラシ

猫にはできるだけ毎日ブラッシングをしてあげる必要があります。特に長毛種の場合は毎日のブラッシングが必要不可欠。1本は用意しておきましょう。

ブラシにはプラスチック製やシリコン製、手袋・グローブタイプのもの、獣毛でできたものなどいろいろなタイプのものがありますので、猫の毛質や用途などに合わせて選ぶといいです。

わが家では下記の獣毛ブラシを使用しています。猫の毛に艶が出ておすすめです。ただし獣毛なので、猫が過敏に反応してブラシにじゃれてくるためなかなかブラッシングができません(笑)。

猫用ベッド

猫用ベッドも猫を飼う前に準備しておいてあげるといいでしょう。猫が安心して眠れる場所になります。

なお猫用ベッドと一口に言っても、ドーム型のものやクッション型のものなどその形状や素材はさまざま。猫によって好みもあるので、購入しても実際に気に入って使ってくれるかどうかはわかりません。

そのため不安であれば、段ボール箱にブランケットやタオルなどの布を敷いて入れておいてあげるだけでもいいでしょう。

隠れ家風にするのであれば、高さのある段ボールをさかさまにして、入り口部分を猫が入れる大きさに切り抜いておいてあげるといいです。中には布を敷いておいてあげましょう。

ケージ

猫を飼う前に準備しておくものとして、ケージも必要です。もちろんずっとケージの中で飼うわけではありません。

猫は初めての場所に警戒を示すもの。家に慣れるまでは安心して過ごせるようケージを用意しておいてあげるといいでしょう。

子猫の場合もケガや思わぬ事故などを防ぐためにも、やむを得ず留守にする間はケージに入れておいてあげたほうが安心です。

ちなみにわが家にはケージがありません。一番狭い部屋を猫専用の部屋にして、最初の2日間だけその部屋をケージ代わりにして過ごしていました。けれどやはり落ち着かない様子でしたので、ケージは用意しておいてあげたほうがいいでしょう。

爪とぎ

爪とぎも猫を飼う前に揃えておいてあげるといいです。

猫はストレス解消や気分転換などのために爪をとぐもの。気持ちよくバリバリと爪をとげるよう、専用の爪とぎを用意しておいてあげましょう。

壁など爪をといでほしくない場所で爪をとごうとしたら、「こっちだよ」と猫を爪とぎの場所へ連れて行ってあげたり、爪をとごうとした場所に爪とぎを設置してあげたりするようにしましょう。

猫用おもちゃ

猫を飼う前に準備しておきたいものとして、猫用おもちゃもあります。

おもちゃの種類はたくさんあるので迷ってしまいますが、まずはスタンダードに猫じゃらしのおもちゃと、ボールのおもちゃを用意しておく程度でいいでしょう。

あとは猫を実際に遊ばせてみて、好みや飽き具合を見ながら買い足していってあげたり、手作りしてあげたりすればOK。

家にある段ボール箱やトイレットペーパーの芯、紙袋なども猫にとっては立派なおもちゃになりますよ。

病院へ行くとき用のキャリーバッグ

キャリーバッグも猫を飼う前に準備しておくのが望ましいです。「病院へ行くことになってから買えばいいや」と思う方もいるかもしれませんが、いざというときすぐに使えるようにしておいたほうが安心できます。

キャリーバッグは病院へ行くときだけでなく、災害時に猫を入れて避難する際や、普段から猫の寝床としても活用できるので、無駄になることはありません。

ショルダータイプのものやキャスター付きのもの、リュックタイプのものなど形状や素材もさまざま。自分が猫を運びやすい形状・素材のものを選びましょう。

わが家では車がないため徒歩で動物病院へ行くのですが、最初に購入したショルダータイプのキャリーバッグで徒歩15分の道のりはちょっときつかったです。

夫がいる際には夫が持つので問題ないのですが、私一人のときにはリュックタイプのほうが安定して歩きやすかったです。

爪切り

猫用の爪切りも、猫を飼う前に揃えておきたいものです。完全室内飼いの猫なら、爪切りは必須のお手入れ。

爪が伸びてカギ爪になると、絨毯やカーテンなどに爪が引っかかって折れてしまうなど思わぬケガにつながる可能性が高いです。実際、わが家の猫も出窓から飛び降りる際に窓の縁に爪をぶつけ、生爪をはがしてしまったことがあります…。

また飼い主自身も猫に引っかかれて深い傷を負う危険性がありますから、爪切りは必要です。

猫用爪切りもさまざまな形状のものがありますが、初心者であればはさみタイプのものが使いやすいでしょう。

必須ではないけれど私が準備しておいてよかったもの・便利なもの

ここまでは猫を飼う前に準備しておきたいものについてご紹介してきましたが、あわせて用意しておくと便利なもの・私が準備しておいてよかったものについてご紹介していきます。

  • 消臭スプレー
  • トイレマット
  • 密閉できるゴミ箱
  • フードストッカー

どんな場面で役立つのか、一つずつ詳しく見ていきましょう。

消臭スプレー

マンションなど閉め切った部屋で猫を飼っていると、どうしても臭いがこもってしまうもの。飼い主は慣れてしまうのであまり気にならないものですが、お客様が来たときには「大丈夫かな?」と気になりますよね。

そんなときに役立つのが消臭スプレーです。消臭スプレーによっては、猫のトイレの臭いだけでなく、玄関の靴の臭いや部屋の臭いなども消してくれるので重宝しますよ。

トイレマット

猫を飼ってみるとわかるのですが、猫はトイレから出てくるときに肉球の間にトイレ砂を挟んだまま出てくることがあり、トイレ付近にトイレ砂がポロポロ落ちている…という風景をよく目にします。

トイレ付近だけなら良いのですが、時には部屋中、または他の部屋まで砂が落ちていることもあります。

そんな猫のトイレ砂問題を解消するのが、トイレマットです。トイレマットを猫トイレの出入り口に敷いておけば、足にくっついてきた砂をその場でキャッチしてくれます。これで部屋中にトイレ砂が落ちている…なんてことも激減しますよ。

密閉できるゴミ箱

フタ付きの密閉できるゴミ箱は、猫のトイレ掃除で出たうんちやトイレシートなどのゴミを入れておくのに便利です。

トイレに流せるトイレ砂を使っている場合は、トイレ掃除の都度トイレに流してしまうという方法もありますが、そうでない場合や地域によっては可燃ゴミとして出す必要があるところもあるでしょう。

そんなとき、フタの付いていないゴミ箱やフタはついていても密閉できないゴミ箱に捨ててしまうと、ゴミを捨てに行くまで部屋中にうんちの臭いが広がってしまいかねません。

臭い対策としても、密閉できるゴミ箱を用意しておくことがおすすめです。

フードストッカー

フードストッカーは、キャットフードを入れておく容器のこと。キャットフードは大抵、1kg以上の大袋で購入する場合が多いと思いますが、開封してから使い切るまでにどうしても時間がかかってしまいます。

キャットフードのパッケージ自体にジッパーが付いているものも多いですが、できれば開封後は密閉できるタイプのフードストッカーに入れて保管しておいたほうが安心です。

うまくジッパーが閉まっておらず空気に触れて酸化してしまうと、フードの臭いや風味が落ちて猫が食べなくなってしまう原因にもなりかねません。

最後まで美味しく食べてもらえるように用意しておくといいでしょう。下記のようにガラス製だと中身の減り具合がわかりやすいです。

準備万端で猫ちゃんをお迎えしましょう

猫を飼う前に準備しておきたいもの・揃えておきたいものをご紹介してきました。

家にあるもので代用できそうなら新たに購入する必要はありません。何が足りないのかを確認した上で、必要なものを買い足しておいてくださいね。

新しい家族となる猫ちゃんが快適に暮らせるよう、そして飼い主さん自身も快適にお世話ができるよう、しっかり準備をしておきましょう!