突然ですが、あなたは猫に好かれやすいですか? それとも嫌われやすいですか?
私は猫に好かれるタイプの人間だと自負していたのですが、現在飼っている猫には嫌われ気味(嫌がられ気味)です…。
その理由は明白で、私がしつこいからです。そばに来れば撫でまわしてしまいますし、姿が見えないと心配になって家中を探し回ってしまいます。猫にとってみたら迷惑な話ですよね。嫌われて当然です。
そんなわけで今回は自身の反省の意味も含めて、「猫に好かれる人と嫌われる人の特徴」をご紹介していきたいと思います。
あわせて「猫に好かれる人になる方法」もご紹介しますので、「猫に好かれたい」「猫に嫌われたくない」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なぜか猫が寄ってくる! 猫に好かれる人の特徴
猫が好きとか嫌いとか、そんなことに関係なくなぜか猫が寄ってくる……なんて羨ましい話ですが、猫に好かれる人・好かれやすい人にはいくつかの共通する特徴があります。
では一体どんな人が猫に好かれるのか、外見的な特徴と性格的な特徴に分けて見ていきましょう。
猫に好かれる人の外見的な特徴は?
猫に好かれる人の外見的な特徴は、次の2つです。
・小柄である
・細身で曲線的な体型である
どういうことなのか、一つずつ詳しく見てみましょう。
小柄である
猫にとって人間は自分より大きいため脅威を感じる相手ですが、小柄な人にはその恐怖心が和らぐようです。
そのため男性よりも女性のほうが猫に好かれやすい傾向にあります。
私は身長150cmの小柄です。それでも猫に好かれるというよりは下に見られている気がします…。愛猫からは飼い主というより仲間的な目で見られている感じです。
細身で曲線的な体型である
ほっそりした人のほうが威圧感がなく、猫に恐怖心を与えないということでしょう。
細身で曲線的な体型と言えば、やはりこちらも女性のほうが有利ですね。
私は細身ですが、あまり女性的な感じがないので残念。猫から見るとやはり「仲間」的な感じなんじゃないかと思います…。
猫に好かれる人の性格的な特徴は?
猫に好かれる人の性格的な特徴は、次の3つです。
・静かでおしとやか
・消極的である
・心が広い
猫じゃなくてもこういう人なら安心して近づけますよね。見習いたいものです!
静かでおしとやか
猫は音や気配に敏感です。大きな声や音がしたり身に危険を感じたりするとすぐに逃げてしまいます。
そのため声が小さくゆっくり話す人、言動が落ち着いている人、動きがせわしなくない人は猫に好かれやすいです。
静かでおしとやかな人のそばなら、猫も安心してくつろぐことができます。
消極的である
猫はグイグイ積極的に来られることを嫌います。自分のペースを乱されるのが嫌なのです。
そのため猫にとっては自分から関りを持とうとしてこないような、消極的な人のほうが都合がいいというわけ。
よく「猫が怖いから無視してるのに、なぜか私のところばかりに寄って来る」という人がいますが、それは猫が「この人なら近寄ってもベタベタ触ってきたり無理やり抱っこしてきたりしないだろうから安心」と思っている証拠かもしれませんね。
私も外では消極的な性格ですが、内弁慶&猫のかわいさの前では自分が抑えられないので、家ではグイグイいってしまいます。反省…。
心が広い
猫は自分の都合で行動する生き物。甘えたくて人にすり寄って行っても、撫でられているうちに「眠い」「面倒くさい」「もう飽きた」と思えば容赦なく噛みついてくるようなところがあります。
そんなときでも怒らず広い心で受け止められる人は、「気まぐれも許してくれる=居心地が良い」ということで猫に好かれやすいです。
これはある意味、私も合格かと思います。猫になら何をされても怒りません。ただ怒らないからこそ猫に噛まれ放題にされるのかも…。
猫に好かれる人に見られるその他の特徴は?
他にも猫に好かれる人に見られる特徴はあります。たとえば次の2つ。
・声が高い
・無臭である
ちょっと意外!? それぞれ詳しく見てみましょう。
声が高い
猫は声が高い=ソプラノボイスの人を好む傾向があると言われています。
そのため一般的に声が低い男性よりも声が高い女性のほうが好かれやすいと言えるでしょう。
私は声が低いのでダメですねー。でも猫と話すときはテンションが上がるので自然に高い声&赤ちゃん言葉になります。
無臭である
猫は匂いに敏感な生き物。特に苦手なのは柑橘系の香りです。人間にとっては爽やかな香りでも、猫にとっては大嫌いな匂いなので気を付けましょう。
また柔軟剤や石鹸、お化粧品などの香りも猫は嫌いです。香水や香りの強い柔軟剤、お化粧品は使わないようにしましょう。
これはもともと私自身もキツイ香りが苦手なので、普段から心がけています。
なぜか猫に逃げられる! 猫に嫌われる人の特徴
なぜか猫に好かれる人もいれば、反対になぜか猫に嫌われるという人もいます。
猫好きな人にとって、猫から嫌われることほどつらいことはありませんよね。
ではなぜ猫に嫌われてしまうのでしょうか? 猫に嫌われる人の外見的な特徴と性格的な特徴をそれぞれ見ていきましょう。
猫に嫌われる人の外見的な特徴は?
猫に嫌われる人の外見的な特徴は、次の2つです。
・大柄である
・ガッチリした筋肉質な体型である
外見で猫に嫌われてしまうなんて悲しすぎますが、猫に嫌われないようにする対処法もご紹介しますので、それぞれ詳しく見てみましょう。
大柄である
大柄な人はどうしても猫にとって脅威的に見えるもの。そのため猫は大柄な人が近づくと逃げる傾向が強いです。
大柄な人が猫に恐怖心を与えないようにするためには、できるだけ体を小さく見せる体勢をとること。
しゃがむ、体育座りをするなどして、猫を怖がらせないようにするのがコツです。
ガッチリした筋肉質な体型である
大柄であることと同様に、ガッチリした筋肉質な体型も猫に脅威を与えてしまうのでしょう。
対処法としては、やはり猫が怖がらないようにできるだけ体を小さく見せること。猫の前でいきなりしゃがむのではなく、ビックリさせないようにゆっくりとしゃがんでいくようにしましょう。
猫に嫌われる人の性格的な特徴は?
猫に嫌われる人の性格的な特徴は、次の4つです。
・短気で乱暴
・積極的にグイグイいく
・声が大きくうるさい
・リアクションが大きく落ち着きがない
なんだか猫じゃなくても嫌われてしまいそうですが、一つひとつ詳しく見ていきましょう。
短気で乱暴
すぐにキレて怒鳴ったり、乱暴な振る舞いをしたりするような人は、人間だけでなく猫からも嫌われます。
このような人は猫にとっても「危険な人物」という認識になるので、近寄りたくないのです。
積極的にグイグイいく
猫を見てかわいいと思ったら、猫の反応を気にせず積極的に触りにいってしまう、抱っこをしようとしてしまうという人は要注意。
猫は人間のペースでグイグイ来られること、しつこくされることが大嫌いです。
声が大きくうるさい
猫は大きな音が嫌いなので、大声で話す人のことも苦手。
猫に好かれたければ大声を出さず、静かに接するようにしましょう。
リアクションが大きく落ち着きがない
猫は予測できない急な動きや大きなリアクションに脅威を感じるもの。
そのため突然立ち上がる、手を叩いて笑う、ソワソワ歩き回るなどの行動をとる人が苦手です。
猫を驚かせないためにも、ゆっくりした動作や行動を心がけましょう。
私も好かれたい! 猫に好かれる人になる方法7つ
猫はマイペースな生き物なので、いつでも誰に対しても好意的に接してくれるということはありません。
いくら猫に好かれる人の特徴をすべて満たしていたとしても、また飼い主さんのことが大好きであっても、機嫌が悪いときやそっとしておいてほしいときに抱っこしたりかまったりすれば怒りますし、嫌がるものです。
そのため猫に好かれる人になるには、猫への配慮が大切であるとともに、猫からの信頼を得るための日常の積み重ねも大事。根気強く猫の信頼を積み上げていきましょう。
では猫に好かれる人になるためにはどうすればいいのか、猫に好かれる人になる方法7つを詳しく見ていきましょう。
静かに接する
ガチャガチャするのはダメ。おしとやか~にいきましょう。
・猫に話しかけるときは小さな高い声で話しかける
・ドタドタ歩かない
・大きな身振り手振りをしない
・騒がしくしない
ということを守れば、猫も心を許してくれるようになるでしょう。
猫のペースに合わせる
自分からグイグイと猫に迫っていくのはNG。猫のほうから来るまでは無視するくらいがちょうどいいです。
猫から近寄ってこない限りは、自分から近づかないこと。
猫が甘えてきたら撫でてあげる、猫が遊んでほしそうにしてきたら遊んであげるというように、猫のペースで行動するようにしましょう。
自分から2m以内に近づかない
猫には飼い主さんや仲が良い猫のみに侵入が許される「個人的距離」、顔見知りの人間や猫が侵入できる「社会的距離」、馴染みがない人間や動物が入ると威嚇や攻撃をする「臨界距離」、馴染みのない人間や動物が入ると逃げ出す「逃走距離」という4つの距離感が存在するそうです。
そして猫の半径2mが「逃走距離」にあたります。猫に嫌われないためには、この猫の距離感を尊重することが大切。
初対面の猫に対しては、自分から2m以内の範囲に侵入しないようにしましょう。
猫のボディランゲージを理解する
たとえば猫は目をじっと見つめられることが嫌い。猫の世界では目を合わせる=威嚇を意味するためです。
そのため猫の目を見るのは禁物。目が合ったときに敵意がないことを知らせるためには、目を細める、ゆっくりまばたきをするというのが有効になります。
また猫がしっぽを上げて近づいてくる場合は友好を示すサイン。敵意を抱いていないので、すり寄ってきた場合は顔の周辺やあごの下など猫が喜ぶ場所を撫でてあげましょう。
猫の目がまん丸になって瞳孔が広がっており、耳が後ろに反っているような場合は警戒のサイン。近寄らないようにしましょう。
猫が撫でられて気持ちいい部分を知る
猫が撫でられて気持ちいいと感じる体の部位は、あごの下や眉間、耳の後ろ、首、頬の辺りです。
自分ではなめることができないので、これらの部位を撫でてあげると喜びます。
猫から甘えてきたときには、これらの部位を撫でてあげましょう。
猫にキャットスキャンをさせてあげる
キャットスキャンとは、猫が初対面の相手に対して「危険がないかどうか」をチェックする習性のこと。
猫が近寄ってきたら、猫の鼻先にゆっくり手を近づけてあげましょう。手や指の匂いをクンクン嗅いでくれるはずです。
匂いを嗅ぎ終わったらそっと首やあごの下を撫でてあげると、猫は気を許してくれるようになります。
ご飯やトイレのお世話を積極的にする
「飼い猫がなかなか懐いてくれない」「家族の中で自分だけ猫に嫌われている気がする」という場合は、毎日ご飯係・トイレの掃除係をしましょう。
自分の身の回りの世話をしてくれる人間に対し、猫は徐々に心を開いていきます。
おいしいご飯で猫のご機嫌取りをしてみるのもアリですよ♪ 私もせっせとお世話をして好かれようと頑張っています!
まとめ
猫に好かれる人、嫌われる人にはそれぞれの特徴があるものです。
「自分は猫に嫌われるタイプだった…」という人も大丈夫。猫に嫌われる原因となる部分を改善すれば、好かれるようになる可能性はあります。そう、私にもまだ挽回のチャンスがあります!
「どうも猫から嫌われがち」「猫に好かれたい」という人は、とにかく猫のペースに合わせること、猫を怖がらせないこと、低い体勢で接すること、おしとやかに接すること、無臭でいることを心がけてみましょう。
私もしつこくするのはやめなければと反省しました。でもあのかわいい寝顔を見ると、どうしても引き寄せられていってしまうんですよね…。
猫の発する強力な磁力に屈しないよう、気を付けたいと思います。