猫飼い初日の苦悩! 家に迎えた猫がトイレをしない原因と対処法

猫の飼い方

今回は私が愛猫を家に迎えた初日に苦労した、「猫がトイレをしてくれない問題」についての体験談を綴ります。

猫を迎えて同じようなことで悩んでいる方のために、猫を飼った初日~翌日にかけて、猫がトイレをしてくれない状態だったときの葛藤や苦労、どう対処したかをご紹介しようと思います。

「猫を家に迎えたけど、なかなかトイレをしてくれない」「猫が家に来てもうすぐ1日が経過するけど、トイレをしていない」と不安や焦りを抱えている方は、ぜひチェックしてみてください。

猫を飼い始めた初日にしておきたいトイレの準備

まずは猫が安心して用を足せる場所にトイレを設置する必要があります。

わが家の場合、一番狭い部屋の隅っこに猫用トイレを設置。

そしてペットショップで使っていたトイレ砂と同じ砂(新しいもの)を入れ、そこにペットショップのトイレで実際に使っていた砂(自分の匂いがついた砂)を一すくい分、混ぜて入れました。

こうすることで、新しい環境でも「ここがトイレである」ということが猫にわかるそうです。

猫が一向にトイレをしない! 原因は?

トイレの準備は完璧! あとは猫がソワソワし出したら「トイレに行きたい」という合図なので、トイレへ入れてあげればいいだけ……そう思っていました。

実際にソワソワした際にトイレへ入れてあげたところ、砂の匂いをクンクンと嗅ぎ、「ここがトイレである」と認識した様子。

しかし待てど暮らせどトイレを使おうとしない……。

「もしかしたらペットショップでしたばかりだったのかな」と思い、「家に迎えた初日は猫にかまわず、できるだけ1匹にしておいてあげてください」と言われていたこともあり、しばらく放置することに。

そうして半日が過ぎ、夜ご飯をあげて完食したものの、その後もちっともしようとしない状態が続きました。

猫は環境の変化に弱い生き物。環境が変わることで強いストレスを感じ、トイレをしなくなることがあるそう。

初日に猫がトイレをしない原因は、環境が変わったことによるストレスが大きいということです。

猫がトイレをしてくれないときの対処法

焦りを感じた私は、すぐに猫を購入したペットショップへ電話。

「猫がトイレをしないのですが、どうしたらいいでしょうか?」と聞いたところ、「とりあえず今日は様子を見てそっとしておいてあげて、明日になっても出ないようであればもう一度連絡をください」との返事でした。

そうして翌日のお昼頃。やはりまだ何もしていない! ということで、再びペットショップへ電話。

そこでいくつかの対処法を聞き、「もしかしたら」と思うことを試してみたところ、無事にうんちもおしっこもしてくれました。

私が実践して効果があったことと、ペットショップの方から聞いたその他の方法もあわせてご紹介します。

同じように悩んでいる飼い主さんは、次のことを試してみましょう。

トイレに囲いをつけてあげる【うちの猫はこれで解決!】

わが家で真っ先に実践し、効果があったのがこの方法です。

ペットショップの方から「トイレは落ち着いてできる静かな場所に置いてありますか?」「部屋の隅っこに置いてありますか?」「むき出しになっていませんか?」と確認され、ハッとしました。

設置したトイレはオープン型。囲いがないので、猫が入ると中が見えてしまいます。

今まで実家で飼ってきた猫たちは、囲いのないトイレでも家に来た初日からすぐにしてくれたので、囲いをつけたほうがいいなんてことは考えてもいませんでした。

「ドーム型のを買っておけばよかった……!」と後悔してももう遅いので、夫が大きな段ボール箱でトイレを覆う囲いを作って設置。それが上の画像です。

するとそれから数分後、猫が「待ってました!」とばかりに自らトイレへ入っていき、うんちとおしっこをしてくれたのです。

このときは安堵と感動から涙が出ました。ほんとによかった!

慣れない環境ではトイレが隠れるような状態にしてあげたほうが、猫も安心して使ってくれるようです。

アイリスオーヤマの『上から猫トイレ』は、姿が隠れる上に、いくら猫が砂をかいても砂が飛び散らない形なのでおすすめ! デザインもシンプルでおしゃれなので、わが家でも2台目として購入してリビングに置こうかなと思っています。

上から猫トイレ アイリスオーヤマ

水分の多いウェットフードをあげる

わが家の場合はドライフードを食べた後にきちんとお水も飲んでいたため、こちらは試していませんが、猫がお水を飲んでくれないという場合にはウェットフードをあげるというのも効果的とのこと。

ウェットフードは水分が多いため、食事から水分も摂取できます。水分をたくさん摂取すれば自然にトイレへ行きたくなるということでしょう。

猫自身の匂いがついたものをトイレに置く

猫が包まっていたタオルなどを中に置いてあげると、自分の匂いに安心してトイレをしてくれるそうです。

ただわが家の場合、ペットショップで使っていたニオイのついた砂を持ち帰って入れたので、これはクリアできていたと思います。

水で濡らした綿棒やティッシュで尿の出るところを軽く刺激する

水で濡らした綿棒の先っちょやティッシュでちょんちょんと軽く刺激してあげると、尿意や便意をもよおしてくれることもあると言います。

親猫が舐めてくれている感覚になるのでしょうか。実践はしていませんが、試してみる価値はあると思います。

時間をチェック! 猫がトイレをしないと危険なタイムリミット

猫を飼った初日~翌日、猫がトイレをしてくれないことに私たち夫婦はとても焦りました。

なぜなら、猫が一定時間以上トイレをしないと病気になる可能性があると知っていたからです。

ではどれくらいの時間、猫がトイレをしないと危険なのでしょうか? それぞれ見ていきましょう。

尿が出ないと危険な時間

基本的には24時間出ないようなら、猫を病院に連れて行ったほうがいいとのこと。

24時間~36時間おしっこが出ない状態が続くと、尿毒症になる危険性があると言います。

猫を迎えてから24時間経ってもしないようであれば、念のため動物病院に電話して相談してみるといいでしょう。

便が出ないと危険な時間

猫のうんちが出ない場合は、それほど心配しなくていいそうです。

2~3日便秘でも大丈夫なようですが、おなかがパンパンになっているようなら猫自身も苦しいと思うので、おなかを優しくのの字マッサージしてあげるなどしてみましょう。

わが家の場合は、のの字マッサージをしてあげることと上下運動をさせることで解消するケースも多いです。

ただし便秘も重症化すると便を出すのに苦しい思いをすることになってしまうため、おなかが張っている状態で2~3日程度出なかったら病院に連絡してみたほうがいいでしょう。

まとめ

猫を飼い始めた初日は、猫自身も慣れない環境で大きなストレスを感じているものですが、飼い主だって不安でいっぱい。

猫のことが心配でついついかまいすぎたり触りすぎたりしてしまいがちですが、それが余計に猫のストレスとなってしまいます。

猫が落ち着くまではそっとしておいてあげましょう。できればケージに入れ、興奮しているようならケージに布をかけ、優しく声をかけてあげるといいです。

トイレをしない場合は焦らず様子を見て、落ち着ける場所へトイレを移動する、トイレに囲いがない場合はつけてみる、猫自身の匂いがついたものをトイレに置いてみる、ウェットフードをあげてみるなどを試してみましょう。

私も不安と心配で焦ってしまいましたが、飼い主さんのストレスは猫ちゃんにも伝わってしまうものなのだそうです。だからこそ飼い主さんは冷静に行動するよう心がけましょうね。