開封後の猫缶放置は危険! 残ったウェットフードの保存方法と期間

猫の餌・フード
わが家の愛猫とウェットフード

みなさんのお宅の猫ちゃんは、缶詰などのウェットキャットフードを一度で食べきることができますか?

わが家の猫は少食&あまりウェットフードが好きではないため、一缶を一度で食べきることはまず無理です。

そのため滅多にウェットタイプのキャットフードは購入しないのですが、今年の夏に食欲が落ちてしまった際に「もしかしたら食べるかも」との思いで、猫缶やレトルトパウチタイプを何種類か購入してしまいました。

結果としては案の定どれも食べなかったわけですが、困ったのは9割以上残っているウェットフードの処理方法。

ウェットタイプは保存がきかないため、残っても毎回捨てていたのですが、高価な猫缶をまるっと捨ててしまうのはもったいない…。

そこでかかりつけの獣医さんに相談したところ、開封後のウェットフードの保存方法や保存期間について丁寧に教えていただけました。

そんなわけで今回は、開封後の猫缶などの保存方法と保存期間をご紹介していきたいと思います。

開封後のウェットフードを常温保存するのは危険

ウェットタイプのフードはドライタイプと違い、猫が食べ残した後もしばらく部屋に放置しておく…ということができません。

なぜなら水分量が約75%以上もあるので、人間の食べ物で言うところの「生もの」にあたるから。

生ものを常温のまま放置しておけば、当然ながら酸化して腐ってしまいます。

そんなものを猫に食べさせたら下痢などを引き起こしかねませんから、絶対に開封後のウェットフードを常温で出しっぱなしにするのはやめましょう

人間だって、何時間も出しっぱなしにしておいたお刺身を食べようとは思いませんよね。

では開封後のウェットフードを猫が一度で食べきれなかった場合、どうしたらよいのでしょうか?

基本的には、残ったウェットフードは捨てることが望ましいそうです。猫が口をつけたものに関しては破棄しましょう。

ただ、猫が口をつけていない状態で大部分が残ってしまっている場合は、残りを冷蔵庫内で保存することも可能だと言います。

冷蔵庫で保存する場合の方法と保存可能期間は?

開封後のウェットフードを冷蔵庫に入れて保存する場合には、どのようなことに気を付けなければならないのでしょうか?

缶などの容器から出してラップをかけて保存する

冷蔵保存する場合は、缶やパックなどの容器から出し、別の容器に移し替えましょう

別の容器に移し替えたらラップをして冷蔵庫へ入れます。

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私は小さめのタッパーに入れ替えて冷蔵庫へ入れました!

冷蔵庫での保存可能期間(賞味期限)は1日程度

冷蔵庫で保存できる期間(賞味期限)は、1日程度となります。

冷蔵庫へ入れてから1日以内で食べきるようにし、残りは破棄するようにしましょう。もったいないけど仕方ないですね…。

冷凍庫で保存する場合の方法や注意点は?

「冷蔵保存でも1日しか持たないなんて…結局捨てるしかないのね」と思った方も少なくないでしょう。

私も同じです。わが家の猫はウェットフードを1回につき1口~3口程度しか食べないので、1日で食べきることすら困難です。

そんな場合は冷凍保存もできるとのこと。これは驚きでした。詳しい冷凍保存方法を見ていきましょう。

ジップロックに入れて冷凍庫で保存する

冷凍保存する際には、缶やレトルトパウチの容器から出し、ジップロックなどのフリーザーバッグに入れるのがいいそう。

動物病院の看護士さんに教えてもらったのですが、このときウェットフードが平らになるよう伸ばすことがポイントだそうです。

平らに伸ばした状態で冷凍することで板状に凍るので、食べるときにパキッと必要な分だけ折って使うことができるようになります。これは本当に便利でした! 目からうろこ!

わが家と同じく、一度に少量ずつしか食べられない猫ちゃんにはこの方法がおすすめです。

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板チョコみたいな感覚で、ちょびっとずつ好きな量を割っていけます♪

猫に食べさせるときは冷蔵庫で解凍orレンジで温める

冷凍したウェットフードを猫に食べさせるときは、必要な分だけパキッと折ってお皿に入れ、ラップをかけて冷蔵庫で自然解凍してからあげましょう。

すぐに食べさせたい場合は、レンジで温める方法もありますが、冷蔵庫で解凍するより風味が落ちるそうです。

レンジを使う場合は、量によって数秒~数十秒程度温めたら、猫が食べやすい温度になるまで冷ましてからあげましょう。

私はこのとき、水分もたっぷり摂取させたいので、お水を少し加えてちゅーる状にしてあげていました。そのほうが猫も舐めやすかったようで、水を加えない状態よりよく食べてくれました。

冷凍保存は可能だけど風味は落ちる

ウェットフードは冷凍保存することも可能ですが、注意したいのは風味が落ちるということ。

開封直後と比べたら猫の食いつきが悪くなってしまう可能性もあります。

そして冷凍庫内での保存期間(賞味期限)は1ヶ月以内とのこと。できるだけ早めに食べきるようにしましょう。

まとめ

おさらいすると、猫缶やレトルトパウチなどのウェットキャットフードは食べ残したら基本的には破棄することがおすすめですが、あまりにも多く残っている場合には、下記のいずれかの方法で保存が可能です。

・別の容器に移してラップをかけ冷蔵庫で保存→1日以内に食べきる
・ジップロックなどのフリーザーバッグに入れて平らに伸ばし冷凍庫で保存→1ヶ月以内に食べきる

いずれにしても開封直後に比べて風味は落ちるということも改めて覚えておきましょう。

なお、冷蔵庫や冷凍庫で保存した際でも、ウェットフードに「変色が見られたり匂いに違和感があったりした場合は、保存可能期限内であっても酸化している可能性が高いので捨てましょう」とのことです。

開封前であれば常温で長期保存も可能なウェットフードですが、開封後はすぐに酸化して悪くなってしまうので注意が必要。

できるだけ一度で食べきれるよう、容量の少ないウェットフードを購入するようにしたいですね。

ちなみに『たまのおねだり』というプレミアムキャットフード専門店では、少量のウェットフードやスープなんかもたくさん取り扱っているので、わが家ではよく利用しています。