猫のおもちゃ選びって、地味に悩みますよね。
飼い主が一緒に遊んであげるおもちゃであればさほど気にすることもないのですが、共働きなどで家を留守にする場合、猫が退屈しないよう一人で遊べるおもちゃを用意してあげる必要があり、そうなると安全性にも考慮しなくてはいけません。
わが家の場合、それはボール系のおもちゃです。
でもボールはサイズも素材もさまざま。「どんなボールが一番気に入ってくれるだろう?」「どのサイズなら飲み込んでしまう危険性がないのだろう?」と迷う飼い主さんもいらっしゃると思います。
そこで今回は私が普段から猫に遊ばせている、サイズも素材も違う4種類のボールについて、猫の好みや安全性などを比較しご紹介していきたいと思います。
・猫が喜んで遊ぶボールが知りたい
・猫が誤飲する恐れのないボールの大きさが知りたい
・猫が好むコスパのいいボールを探している
などという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ボールが一人で遊ぶのにおすすめな理由
ボールは人が介入しなくても、猫がちょっと触れば勝手にあちこち転がっていくので一人でも遊びやすいのと、力加減によって転がり方も変わるため猫の好奇心を刺激して飽きにくいためです。(あくまで私の経験上の考えです)
また大きさによっては誤飲をする心配もありません。うちの猫はひも系のおもちゃが大好きなのですが、ひも系のおもちゃは一人で遊ばせると飲み込んでしまったり絡まってしまったりする危険性もあるので、一緒に遊ぶとき以外はしまってあります。
猫が好むボールはどれ? 種類別に検証!
ボールにもさまざまな形・大きさ・素材のものがあります。では猫が一番喜んで遊ぶボールはどのようなボールなのでしょうか?
わが家では猫が飽きないよう、常に複数種類のボールを用意しているのですが、そのボール一つひとつについてどんな特徴があるのか、猫の喜び具合や安全性・注意点も含めてご紹介していきましょう。
わが家の愛猫・ラグからの感想もぜひ参考にしてみてくださいね♪
猫の興奮度なら一番! ラビットファーの小さめモフモフボール
サイズ:直径約4cm
素材:ラビットファー
猫の好み度:★★★★★
安全性:★☆☆☆☆(誤飲に注意 ※猫による)
うちの猫が一番気に入っているのがこのラビットファーでできた小さめモフモフボール。ちょっと触れるだけでもコロコロとよく転がります。
触ってみるとわかるのですが、形はまん丸ではなく、ちょっといびつ。そのせいか転がり方が独特で、それも猫の好奇心を刺激するようです。
ラビットファーのため猫がかなり好むボールで、興奮度MAXで飛びつくのですが、すぐ口に入れようとするのが難点。危ないので、わが家では一人で遊ばせることはありません。必ず人が見ているところで(人の目が届く範囲で)遊ばせるようにしています。
ちなみにうちの猫は小さめのスコティッシュフォールドなのですが、このボールは口にギリギリ納まるサイズ。飲み込めるほどではありませんが、ボールを口いっぱいに入れて「アガガ…」という状態になることがあるのでヒヤヒヤします。そのため口に入れそうになった瞬間に取り上げに行っています。
食いつき度はMAXなので、飼い主が見ているところで遊ばせるには大変おすすめです。ただし猫が口に入れてしまわないようしっかり見ていてあげましょう。
どこへ行くかわからない楽しさ! 卓球用のピンポン玉
サイズ:直径約4cm
素材:プラスチック
猫の好み度:★★★★☆
安全性:★★★☆☆
家にあった卓球用のピンポン玉も、猫にとっては立派なおもちゃ。サイズ感と軽さが絶妙で、ほんの少しの力でコロコロ転がっていくため、猫も大喜び! どこに転がっていくかわからない面白さがあるようで、猫が夢中になって遊びます。
サイズは小さめですが、硬いプラスチック製のため猫が噛もうとすると牙がすべってしまうため口の中に入る心配もありません。
難点といえば、あまりに転がりすぎることでしょうか。猫がピンポン玉を追いかけて猛ダッシュしているとき、ピンポン玉の速度についていこうと必死に走ってそのまま止まりきれず、壁にぶつかってしまうことも…。これはうちの猫だけかもしれませんが、ちょっと危ないですよね。
あとはサイズが小さいため、テレビボードの下やデスクの下などちょっとしたスキマに入ってしまって猫が自分で取れなくなることも。取れなくなると人が取ってあげるまで取り出せないため、その点も一人遊びにはマイナスポイントになってしまいますね。
カラカラ音に夢中! 100均の猫用ボール
サイズ:直径約4.5cm
素材:不明
猫の好み度:★★★★☆
安全性:★★★★☆
こちらはブログのトップ画像でも登場している、100円均一ショップで購入した猫用ボール。
ボールを動かすとカラカラと音が鳴ります。この音に猫の好奇心が刺激されるよう。嗜好性と安全性に加えてコスパも良しです!
ファーボールやピンポン玉よりサイズは大きめで、転がる速度も若干ゆっくりです。止まっているときはあまり興味を示しませんが、一度転がり出すと音につられてテンションが上がります。
こちらもサイズ的に口の中にすっぽりハマったり誤飲したりする恐れはありませんが、猫の口のサイズにもよると思いますのであしからず。
誤飲の心配ナシ&抱えて遊べる! テニスボール
サイズ:直径約6.5cm
素材:フェルト(外側)
猫の好み度:★★☆☆☆
安全性:★★★★★
家にあったテニスボール。大きくて重いので「猫のおもちゃには無理かな?」と思いましたが、わりと喜んで遊びます。転がすのに他のボールよりも力が必要です。猫は気合を入れて転がす必要があります。
嗜好性は低め。他のボールに比べると好みではないようで、遊び始めてもすぐに飽きてしまうのが残念。
ただうちの猫の遊び方を見ていると、転がすというより抱えこんで猫キックをするということが多いようです。サイズが大きいので噛みついても誤飲の心配は一切ありません。
ちょっとしたスキマに入ってしまうことも少ないため、一人で遊ばせても見失ってしまうことや失くしてしまうことがないのも嬉しい点です。(すぐ飽きますが)
目の届かない場所で遊ばせるならボールのサイズに注意
わが家で猫に遊ばせているボールを4種類ご紹介しましたが、大事なのはサイズだと思います。
一人で遊ばせるものは安全性が第一。猫の口の中に入ってしまう小さいボールだと誤飲の恐れがあるので、口の中に入らない大きめのボールを選ぶのがおすすめです。
ただボールが大きくなると途端に猫の好みではなくなるようなので、あまり大きすぎないものを選びましょう。またボールの重さも大事。なかなか転がせないような重さのあるボールは猫にとってつまらないもののようなので、重さについてもチェックしてあげましょう。
ご紹介した4種類のボールなら、100均のボールが安全性・嗜好性を見てもちょうどいいかもしれません。
猫が遊びすぎて疲れてしまうという懸念点がある場合は、テニスボールがおすすめ。わりとすぐに飽きる(笑)&誤飲の心配がないので、人が見ていないところで遊ばせても安全です。
まとめ
ボールを選ぶ際は、誤飲の心配がないかどうか大きさを確認しましょう。その上で素材や転がり方などをチェックするといいでしょう。
あと紙やトイレットペーパーの芯などでボールを手作りしてあげたこともありますが、すぐに遊び飽きてしまうのと噛み千切って食べてしまうという危険性があったため、目を離すことができませんでした。
他にも家にあるボールが代用できる可能性もあるので、ぜひいろいろ試して猫ちゃんの喜ぶボールを探してみてくださいね。